新居へ入居する際、電気・ガス・水道といったライフラインは前もって手続きをおこなっておく必要があります。手続きが遅れると、時期によっては入居当日にお湯が出ない・電気がつかないといったことにもなりかねないため、引っ越し前に必ずチェックしておきましょう。
入居時の電気・ガス・水道の手続き方法と立会いの有無
ライフラインの使用開始時は、手続き方法と立会いの有無が少しずつ異なります。
手続き・申込方法 | 立ち会いの有無 | |
---|---|---|
電気 | 電話・インターネット | 不要 |
ガス | 電話・インターネット | 必要 |
水道 | 電話・インターネット・郵送 | 不要 |
引っ越し前に知っておきたいライフラインの豆知識
ガスは立会いが必要
上の表をご覧いただくとわかるとおり、3つのライフラインのうちガスは開栓時に契約者の立会いが必要です。
作業員が自宅を訪問してガスを開栓したのち、室内でガス漏れが起きていないかチェックしたり、ガス機器の使用方法の説明を受けたりするためです。
時間帯は予約時に選択可能で、作業時間も通常であれば20分程度で済みますが、引っ越しが多い1~3月は予約が集中して時間がズレることも少なくありません。そのため予約時間の前後に余裕を持たせておいたほうが安心です。
引っ越しの1週間前までには予約しておく
電気・ガス・水道はいずれも引っ越しの1週間前まで、遅くとも3~4日前までには申し込んでおくことをおすすめします。
特に引っ越しシーズンに新居に入居する場合、早めに予約しないと希望の日時に来てもらえないことも少なくありません。
確実に入居日からライフラインを使用したいのであれば、2週間前を目安に予約しておくと安心です。
インターネットから申し込める
以前までは業者に電話したり不動産会社に依頼したりしていたライフラインの使用開始手続きですが、近年はインターネット上で手軽に申し込めるようになりました。
例えば東京ガス管轄のエリアであれば、東京ガスのホームページに「使用開始のお手続き」というフォームがあり、ガスだけでなく電気もまとめて手続きできます。同じ管轄エリアであれば入居と退去の手続きを一緒にできるため、忙しい合間を縫っての引っ越しもスムーズにできます。
支払方法によってはポイントもつく
電気・ガス・水道料金の支払いには、紙で発行される払込書・口座振替・クレジットカードといったさまざまな方法が選択可能です。
特に最近は電子マネーを使用したりクレジットカードを登録したりすれば、使用料金の支払いと同時にポイントが付与される場合もあります。ライフラインの使用料は毎月支払うものなので、少しずつコツコツ貯められるという点にはお得感を感じる方も多くいらっしゃいます。
請求書はオンライン閲覧が便利
電気・ガス・水道の請求書は郵送で受け取ることもできますが、近年では多くの方がWEB上で閲覧できるサービスを活用しています。
会社によっては電気の使用料・請求金額がグラフで表示されるものや、飲料水や灯油の注文ができるサービスもあります。
さらに東京都水道局の専用アプリには「災害時給水ステーション」というメニューがあり、万が一災害により水道の水が止まってしまった場合に、飲料水を手に入れられる場所を確認することも可能。
各企業のホームページや専用アプリには、新生活をより快適なものにしてくれるヒントが詰め込まれています。
引っ越しの準備は早めに!入居日から快適な新生活を送ろう
電気・ガス・水道の手配は一見難しそうと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近はインターネットやアプリを使って誰でも簡単に手続きできるようになりました。
特に引っ越しシーズンと言われる1~3月は不動産会社も多くの顧客を抱えているため、ライフラインの開通依頼をしても入居に間に合わないことも考えられます。入居当日から快適に生活するためにも、電気・ガス・水道はスケジュールに余裕をもって手配するようにし、インターネットやアプリなどの便利なサービスも上手に活用しましょう。
今回は入居前に知っておきたいライフラインの豆知識をご紹介しました。次回は電気・ガス・水道の手続きのコツや、お得に使用するための注意点をご紹介します。併せてご活用ください。