全世界で地球温暖化などの環境に配慮した活動が取り組みがされていますよね。
日本でも個人ができる環境保全の取り組みの1つに、ゴミの分別を行なっています。
日本に住む上では欠かせないゴミの分別のルールですが、日本人でも困惑するくらい地域によって分別ルールが違います。
また日本のゴミ出しが難しいのには、住む物件によってもルールが違うことも挙げられます。
この記事では日本へ来られる外国人の方向けに、日本で行われているゴミ分別とゴミ出しのルールが難しい理由を解説します。
中・長期滞在を考えている方は住む場所によりゴミの分別ルールやマナーを守っていない場合、賃貸契約の解除につながるケースもあります。
この記事を最後まで読んでいただければ、日本でのゴミ分別やゴミ出しで気をつけるべき点がわかると思います。
日本でゴミ出しの時に分別を行なっている理由
ご存知の方もいると思いますが日本でゴミの分別を行う理由の1つは、「資源の再活用によるゴミの排出量を減らす」ためです。
日本での一般の家庭から出るゴミ処理の方法としては、以下の4つの方法がとられています。
- 焼却して灰を埋める
- そのまま埋める
- リサイクル
一般の家庭から出るゴミのうち、焼却して灰を埋めるゴミが約70%、そのまま埋めるものがおよそ20%を占めています。
日本では処分されたゴミを埋められる年数は、20年ほどと言われています。
(参考URL:https://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/h28/data/env_press.pdf)
言い換えると、日本ではあと20年でゴミを処分できる場所がなくなることを意味しています。
そのため日本ではゴミの分別ルールを設けて、できる限り埋め立てを減らし、資源を再活用する必要があります。
ゴミの分別をしないとどうなるの?
ゴミの分別を行わない場合、日本では法律上の罰則の適用はありません。
ただし住んでいるマンションによっては入居者に迷惑をかけているなどの理由で、賃貸契約の解除を通告されたり、他の住民とトラブルの原因になります。
ルールを守らずいい加減に投棄した場合、捨てたゴミを開けて中身を調べたり、回収不能としてそのままゴミの回収場所に放置されることもあります。
このように何度もルールを守らない、部屋や部屋の周りにゴミをためて異臭や害虫の発生などにより他の入居者の迷惑と判断された場合は、契約解除になる可能性も高いので注意してください。
日本のゴミ分別の考え方
では日本で暮らす場合、ゴミはどのように分別するべきなのでしょうか?
日本ではかなり細かくゴミ出しルールがあるので、これから日本に中長期の滞在をする人は注意が必要です。
一般家庭で出るゴミの分別は、大きく4つに分けて考えられています。
燃える(可燃)ゴミ | 生ゴミ 紙ゴミ 衣類 オムツ 食用油 など |
燃えない(不燃)ゴミ | 小型の金属(フライパン、かさ) ライター 陶器 ガラス スプレー缶 LED電球 など |
資源ゴミ | 新聞 雑誌 段ボール カン ビン ペットボトル など |
粗大ゴミ | 家電 家具 自転車 など |
日本のゴミ分別が難しいと言われる理由
他国から日本へ移り住むと、ゴミの分別が難しいと感じる人もいるでしょう。
日本のゴミ分別が難しいと感じる理由は、3つあると思います。
- 曜日で捨てられるゴミが違う
- 住む地域によってゴミ分別の方法が違う
- 住む物件によって捨て方のルールが違う
曜日で捨てられるゴミが違う
燃える(可燃)ゴミ、燃えない(不燃)ゴミ、資源ごみは、住む地域によって決まった曜日に回収が行われます。
また冷蔵庫や電子レンジなどの家電、机や椅子、ソファなどの家具は、粗大ゴミとして分類されますので、一般のゴミとして捨てることはできません。
粗大ゴミを処分する場合は、有料で自治体の回収を依頼するか、民間業者へ不用品処分の依頼をする必要があります。
住む地域によってゴミ分別の方法が違う
まず日本のゴミ分別が難しいと考えられる1つ目の理由は、住む地域によってゴミの分別方法が少しずつ違うからです。
地域によってゴミ出しのルールが違う理由は、市区町村がゴミを収集するルールを定める、という日本の法律にがあるためです。
また市区町村によってゴミを焼却する焼却炉の性能が違うので、市区町村によって焼却処理できるゴミの種類も異なります。
では地域が違うと、どのくらいゴミの分別ルールが異なるのでしょうか?
例えば東京都の「渋谷区」の場合、プラスチックは燃える(可燃)ゴミに分類されます。
参考リンク>>
しかし千葉県の松戸市では東京の渋谷区とは異なり、可燃ゴミとは別にプラスチックゴミがあります。
さらにプラスチックゴミの中にも、2つの分類があります。
- リサイクルできるプラスチック
- その他のプラスチック
この2つのプラスチックゴミは、回収日も異なりますので、確認をしないままでいるとルール違反になってしまいます。
参考リンク>>
このように引越し先の地域によってルールが異なるため、スマートリロケートでも必ず住む市区町村のホームページなどでゴミの分別ルールを確認するよう、お話しています。
住む物件によって捨て方のルールが違う
日本のゴミ分別が難しいと感じる理由の2つ目は、マンションと一軒家どちらに住むか、によってもゴミ捨てのルールが違うこと。
【マンションの場合】
マンションの場合は、マンションの1階や地下、敷地内にゴミ捨て場がありますので、指定されたゴミ捨て場へ捨てます。
マンションではゴミ捨て場が室内にあるところはカラスなどに荒らされる、24時間ゴミ捨てが可能なマンションもあります。
ただしゴミの分別自体は各地域で決められた通りに各住民がやる必要があるので、注意してください。
【一軒家の場合】
一般的に一軒家の場合は家のそばに回収場があるので、そこへゴミの回収日へ捨てに行きます。
地域のゴミ回収場の場合、指定された曜日以外のゴミ捨ては禁止など、独自のルールがあることも。
理由は、生ゴミなど燃える(可燃)ゴミは、カラスや野良猫などに荒らされ、ゴミ捨て場が汚れてしまうのを避けるためです。
日本でのゴミ分別は必ず地域ルールを確認
日本のゴミ分別は大きく分けると、「燃える(可燃)ゴミ」「燃えない(不燃)ゴミ」「資源ゴミ」「粗大ゴミ」の4種類があります。
ゴミ捨てに関しても曜日ごとに捨てられるゴミは違い、地域によってゴミの分別ルールも違うため、日本でのゴミ捨ては難しいと感じている人も少なくありません。
ゴミの分別やゴミ捨てのルールは、住む市区町村と物件によっても変わります。
このような複雑なゴミ捨てルールを理解するには、日本人から生活サポートを受けるのが1番早いでしょう。
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